婚活詐欺とは?
婚活アプリで「やりとり」
していた男性と先日、初めて
お会いしたのですが・・・
で、結果はどうだった?
婚活マンション投資詐欺の
男性営業マンでした。
あちゃ~
迷惑な話ね。
国民生活センターで注意喚起
最近、婚活サイト詐欺が急増しています。
国民生活センターでは「婚活サイトなどで知り合った相手から勧誘される投資用マンション販売に注意」という注意喚起の文書を発表しています。
以下、国民生活センターのサイトからの引用です。
婚活サイトなどで知り合った相手から勧誘される投資用マンション販売に注意!!
-ハンコを押す相手は信ジラレマスカ?-
婚活サイトなどで知り合った相手から、将来のための財産形成や資産運用を口実に、いわゆるデート商法的な手口により、投資用マンションなどを購入してしまったという相談が、各地の消費生活センターに寄せられています。
従来のデート商法と言えば、異性の販売員が名簿などを基にアポイントを取り、デートのような状況を演出、恋愛感情を利用し、アクセサリーや投資用ソフトなどを購入させていたが、今回のケースは、手口等がよりスケールアップしています。
引用ここまで。
引用元はこちら。
テレビ番組でも頻繁に話題に
先日放送されたNHKのドキュメンタリー番組では、投資マンション詐欺の被害に遭った30代婚活女性が紹介されていました。
内容は、女性がマッチングアプリ(婚活アプリ、恋活アプリ)、ネット婚活(婚活サイト、恋活サイト)、婚活パーティーなどで知り合った男性に強引に投資用マンションの購入の契約を迫られると言うものです。
不動産投資詐欺(デート商法)
こう言った婚活詐欺は正式には「アポイントメントセールス」と言います。
一般的には「マンション投資詐欺」又は「不動産投資詐欺」もしくはデートを悪用した商法なので「デート商法(恋人商法)」とも呼ばれています。
割高で購入、契約解除困難
婚活マンション詐欺の場合、通常の不動産価格よりも高値で購入させられるケースも多々有ります。
契約を解除しようとしても、以下の様な状況に陥る場合も有ります。
- クーリング・オフ期間を超過し契約解除が困難。
- 売却したら市場価値は半値。
それに加え恋人に裏切られた精神的なダメージもあり、金銭被害にとどまらない点が問題となっています。
婚活マンション詐欺 手口
デートでマンション購入を迫る
ある婚活アプリではデートの前日、アプリで知り合った男性から電話があり、何故か不動産売買の担当者に会うように指示されました。
「最初のデートの時に
一時間位、マンション投資の
担当者に会って欲しい」
「給与明細、源泉徴収を持って来て欲しい」
ファイナンシャルプランナーを名乗る詐欺男性に、年収や貯金の額などを聞き出された被害女性は、投資用マンションを購入してしまいました。
居住用と投資用に複数契約
ある婚活パーティーでは、知り合った男性が実は不動産業者の営業マンで、マンションを2戸(2つ)購入する様に言われました。
「一つ目のマンションは、自分たちが結婚して一緒に住む為に購入しよう」
「二つ目のマンションは、投資用に購入しよう」
結婚詐欺師に騙された被害女性は何軒もマンションを買わされてしまったそうです。
デート商法 具体例
高額宝飾品を買わせるケース
2018年11月には、マッチングアプリ(婚活サイト)を悪用したデート商法で女性に高額な宝飾品を買わせたとして、警視庁生活経済課は
- 森田宏行(34歳)
- 川端俊吾(34歳)
- 笹谷綾乃(39歳)
- 小野寺太一(35歳)
ら男女4人を特定商取引法違反(目的隠匿型誘引行為など)容疑で逮捕しています。
容疑者らは女性をマンションの一室で営業する宝石販売店「Crea(クレア)」に連れて行き
などと言ってネックレスなどを高値で売りつけていたそうです。
被害者は20~38歳の女性197人、被害総額は9,064万円に及びました。
中には購入するまで帰してもらえない女性や、消費者金融でローンを組まされた女性も居たそうです。
被害女性達は代金を支払ったにもかかわらず、商品は届かなかったそうです。
被害者の傾向
被害者は女性が多い
婚活詐欺や結婚詐欺の被害者は圧倒的に女性が多いです。
理由として婚活女子 高望みした結果
プロフィールの職業や年収を詐称した婚活詐欺業者の自称三高男子に騙されたり
優しく、リストラされず、家事を手伝ってくれて、無駄遣いしない四低男子や
平均的なスペックの三平男子を
婚活女子達が避ける傾向に有るからです。
婚活アプリで女性が見た「プロフィールの顔写真」は、詐欺業者が何処かのサイトから拾ってきたイケメン写真で、実際にやりとりしている男性は全く別人と言うケースも有ります。
つまり、詐欺師がネットで拾ったイケメン写真一枚で女性が騙されてしまう事すら有ります。
婚活アプリでは気付きづらい
婚活アプリの男性利用者は、金に目が眩んで詐欺被害やヤリ目(エッチ目的)男性の被害に遭った女性の投稿を頻繁に目にします。
ところが殆どの婚活アプリ(婚活サイト)は同性(女性の場合は女性)の投稿が読めないので、女性はサイト上では詐欺やデートレイプドラッグなどの被害の多さに気付きません。
男性が詐欺被害に遭うケースも
とは言え下のイラストの様に、逆に美人の女詐欺師に婚活男性が結婚詐欺の被害に遭う事も有ります。
婚活詐欺 対策
婚活詐欺の対処法は「断る+通報」が基本となります。
ストレートに断る
婚活詐欺業者に対し
「投資の勧誘も宝飾品も間に合っています。」
と言ってストレートに断るのが一番てっとり早い方法です。
相手に何を言われても、ひたすら
の一点張りで対応します。
断り続ければ大抵、相手は急に怒り出して口論になるので、そうなったら黙って席を立って帰ってしまえばOKです。
110番に通報する
婚活詐欺師にビルやマンションに監禁(軟禁)されて、出られない場合も有ります。
そういう時は携帯を出して「110番に通報します!」と言いましょう。
それでも婚活詐欺師が怯まないなら、躊躇(ちゅうちょ)せずに警察に通報してOKです。
警察に繋がったら「事件です!」と言い、事情を説明します。
現在地が分からない場合、スマホでGoogleマップを立ち上げれば現在地が表示されるので、ビルやマンション名、周辺の建物の名前を伝えると良いでしょう。
通報+ブロック
勿論、帰ったら知り合った婚活パーティーや婚活アプリ(婚活サイト)での通報やブロックを忘れずに。
以上です。基本的にヤリモク 撃退方法と同じ対応です。
証明マークが有るサイトを利用
婚活詐欺師を見分ける方法として、男女共に有料の婚活アプリ(婚活サイト)を利用する方法が有ります。
運営スタッフにお金を掛けられるので、各種証明が有るからです。
証明書の提出は義務化されておらず任意なので、証明書を提出してないからと言って必ずしも婚活詐欺師とは限りません。
この際、相手の男性が怒ったり、忙しいと言って胡麻化(ごまか)した場合は、スペックを詐称した婚活詐欺師の可能性が有ります。
単なるヤリモク男の可能性も有りますが、どっちにしても信用出来る男性では無いでしょう。
結婚相談所を利用する
結婚相談所は、婚活アプリ(婚活サイト)や婚活パーティーと違い、相手の素性や身元確認がしっかりしているので、詐欺被害に遭う確率は格段に低いです。
消費生活センターに相談
既に婚活詐欺の被害に遭ってしまった場合は、全国の国民生活センター(消費生活センター)等に相談される事をお勧めします。
弁護士に相談
国民生活センターで解決しない場合は、弁護士に相談する事をお勧めします。
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
結婚するつもりが無いにも関わらず、結婚をちらつかせて言葉巧みに勧誘している点が709条に反する違法行為に当たります。
婚活詐欺業者にご注意
宝飾品販売詐欺師、悪徳不動産業者、自称投資コンサルタントが婚活する男女を狙っています。
皆さんも十分注意して下さい。
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